先行プレイヤーに追いつけない

発達するオンラインゲーム社会

突如打ち切られるパターンに比べれば

MMORPG系の作品がサービスを終了する理由、物凄く単純に言えば利用しているユーザーが減ったからなのが一番大きいところ。オンラインゲームも一定数の人間がプレイし、それに伴って課金などの怠ってくれなければまともに運営は循環できなくなってしまいます。ですが運転できなくなる理由を作っているのは、何もユーザーに非があるわけではありません。そういう場合、別途お知らせなどを持って該当アカウントを凍結・削除するなどの処置が取られます。最近の話題でいえばこれも決して少ない話ではない。不正行為をするユーザーが増えているのも、一重に技術革新によってコンピューター技術を独自に学んで、運営のプログラムを改ざんするだけの能力を持った人間が行っているからだ。またそういう話になると話がややこしくなります。

また事前にミスティックストーンは運営を終了する旨を事前告知しているので、これもまだ良い方だと言っていいでしょう。オンラインゲームの中には、突如として訳も言わず、理由を述べることもなくサービスを終了し、雲隠れしてしまうようなケースも実際にあるからだ。それに比べれば、作品の善し悪しを引いてもきちんと終わりますと言っているだけまだ評価できるでしょう。何も言わず、なかったコトにして次の新作をしれっと出すところもあるから、世の中黒いところはトコトン黒いです。

さて、ではミスティックストーンがどうしてサービス終了の憂き目にあってしまったのかについて考えていこうと思いますが、その理由を見た時には正直これではプレイヤー同士の格差は著しいだけで面白くない、と素直に思った。またそんな状況からユーザーたちからはその代表的な事件のことを『11石事件』などと俗に語られています。

事件概要

やりこみ要素が楽しいと話しましたが、それも言い方を変えれば『やりこんでいる人の方がより有利にゲームを進められる』といえる。確かゲームは面白ければ時間をつぎ込んでプレイしていたいと思いたくなりますが、中には仕事をしている人、学校に通っている人など、色々な背景を抱えているものだ。よほど廃人、つまりはニートなどの時間が持て余すほどにある人でもない限りは、24時間という時間の中で数時間ゲームのために時間を割ければ良いほうだ。

ですがオンラインゲームともなると時間をまるで無限にあるかのごとく常にプレイしている人もいるため、そうした人がよりゲーム内で有利な立場になりがちだ。MMORPGではそうした部分をいかにして穴埋めしていくかがポイントになってくる。後から入ってきた新規ユーザーが、正式サービス開始当初から活動している人に追いつくための努力がそれとなく求められてはいるものの、少しでも差を埋めるのが運営の仕事だ。

ミスティックストーンの場合、通常のレベル上げとは違って、プレイヤーが装備している装備品の質によって左右される。ではそんなより強い装備品を手に入れるためにはどうしたら良いのかというと、ダンジョンに突入しなければならないのです。ですがただダンジョンに言っても、いきなり装備品がとてつもなく強くなるといったことはないので、この点が辛いところ。そのため多くのユーザーが何度となく、同じ所を周回する羽目になるわけだが労力の大きさは言うまでもなく大きすぎます。

但し装備品と言っても全てダンジョンで獲得できるとはいかず、そこに揃えるために必要なアイテムを課金して手に入られるようにしている。基本無料プレイと言われるゲームの、もっとやり込む人がかなり躊躇する境界線だが、人によっては平然と乗り越えてしまう。

問題発生

そんなダンジョンを何度も循環することで、少しずつ装備品を仕入れていくわけだが、ある人はたまたま強い武器を手に入れたのでその強化に勤しんだ。自身が満足するまでに強化し、良かったと浸っていると、その数日後に突如として今よりも数段階強く出来る材料が手に入るガチャが、大型アップデート後に搭載されてしまう。それによって、開始当初から活動している先行組と新規で登場した後発組との差が乖離してしまい、その穴を事実上埋められなくなるほど大きな溝にしてしまったという。

この時点で大半の無課金プレイヤーは離れてしまい、よほどゲームに大量投資しているヘビーユーザーのみしかやらないコアゲームとなってしまった。筆者がもしこのような状況になれば、自分が楽しめるならまだ続けるかもしれませんが、誰かに助けを求めるといったことが出来なくなるので不利なことに変わりない。

運営の対応として

ではそんな事態を運営がどのように解決したのかというと、結果的にまともな解決策を提示することはなかったというのだ。批判が起きていながら、ほぼ問題をスルーしたのだから逆に凄い。ですがこれをキッカケとして大半のプレイヤーが離反を決意してしまい、不満は頂点に到達したとも言われています。

ゲームそのものについては評価は高いものの、諸所の問題点を解消することなく運営を続けてしまったがゆえに欠点が余計に露呈する惨事となった。

サービス終了へ

そして2014年10月31日を以ってミスティックストーンは、日本での運営を完全終了する。念のため公式HPはいまだ残ってはいるものの、物議をかもしたことにかわりなく、また評価も高かったのに残念な結果になってしまったものの、終了する際にはほぼ過疎化していたためそれほど落胆の声は聞こえてこない。何処かでむしろ当然、良かれという発言をしている方もいるかもしれませんね。