よく似た最近のゲームといえば

発達するオンラインゲーム社会

ドラゴンズドグマオンラインを語る

ミスティックストーンのような世界観を題材にしているオンラインゲームは非常に多い、世界観にしてもファンタジーを題材にしているのは最も顕著だ。それもこれも、やはりオンラインゲームとなるとリアルな世界観で繰り広げられる群像劇よりも、より非日常的な時間を体感するために題材として用いられるのも頷けるでしょう。もし仮に、普段の日常を体験しながらゲーム内の時間を過ごすとなったら、それはもう鬱な話しか出てこないはずだ。普段自分の知らない、企業の代表取締役になってこんな日々を体感してみたいといっても、ゲームをやめた後の、脱力感と現実の喪失感を思い知らされて精神の均衡を壊してしまいそうだ。まぁこうしたゲームをプレイしている人の多くが、そんな思い切り暗い日常ではない、自分の分身が活躍できる舞台で活き活きとしているのを見て、それによって欠けているはずの感情を補っているのかもしれませんね。

ファンタジー作品のMMORPGは本当に多いですが、そうした中で筆者個人が興味があったのでプレイしている作品がある。『ドラゴンズドグマオンライン』という、カプコンが運営している今年開催のオンラインゲームの中でかなり大型タイトルの1つだ。聞いたことがある人もいれば、そうでない人もいるでしょう。ミスティックストーンと似ている部分もあるので、この作品について少し話をしていこう。

作品概要について

ミスティックストーンのように人間以外の生き物が活動し、様々なモンスターが跋扈する中でプレイヤーはその中で生きる事になりますが、ドラゴンズドグマもその世界観がよく似ている。また何処か洋ゲーのようなキャラクターや背景CGにはこの系統の作品を特に好んでいる人にとって見れば、かなり魅力的と言えるでしょう。これらの作品を見ていると、やはり一番に思い出されるのは『指輪物語』ではないでしょうか。ファンタジーの代名詞、彼の作品による影響は大きいのかなぁと作品に初めて触れた時はそう思ったものです。

基本的な世界観として、竜と呼ばれる存在に選ばれたプレイヤーたちは心臓を竜に預けられた『覚者』として活動し、やがて来る災悪から世界を守るために魔物たちと戦っていく。世界には様々な魔物たちが出現するが、ファンタジーの代名詞とも言えるエルフなどはあまり登場しないとあって、少しファンタジー要素からは遠い印象を持ってしまいがちな世界観となっているかもしれません。

1つ知っておきたいのが、ドラゴンズドグマオンラインと言う作品はこれが初めてというわけではないのです。なので、新規で当作品を知る人は前作『Dragon's Dogma』を参考にすると良いでしょう。基本的にこの前作の世界観をベースとしてオンラインゲームが開発されているので、最初に前作から入るとより没頭できるでしょう。

ちょっとした逸話

そんなドラゴンズドグマですが、実のところこの作品は一時期開発そのものが凍結するという事態に見舞われます。先に言っておくとなにも悲観的な側面ではなく、開発スタッフの1人がとある大型プロジェクトに参加が決まったため、企画そのものが凍結されてしまった。それが再始動したのは今から7年ほど前の話で、プロジェクトの試案が出てから約10年間は眠らされていたという。

それだけ期待されていた一台プロジェクトだったということもそうだが、もし凍結がなされていなければ2000年代初頭に発表されていたとも考えられる。ただゲームの世界観やクオリティについて考えると、今まで寝かされていたことが逆に良かったとほんの少しだけ思ってしまったのは筆者だけではないでしょう。カプコンにしたらそれだけ大きなプロジェクトで、期待が込められていたからこそ凍結という決断がなされたのです。そうでないなら、眠らされたままそのまま破棄されていてもおかしくない。この業界も何気に一度眠らされたものがそれほど期待できないものなら軽く捨て置かれてしまうので、シビアな話だ。

世界観は引き継ぎつつ

Dragon's Dogmaのほぼ次作品として展開されているドラゴンズドグマオンラインは、世界観はほぼ引き継がれていると見ていいでしょう。少し違う点といえば前作は基本『オフライン』でゲームプレイし、次作は完全『オンライン』となっているところだ。前作でもオンラインでプレイできる部分はあるものの、基本的なゲーム性ではオンラインゲームとは異なっているので、その点を理解しておこう。

内容は悪くない

そんなドラゴンズドグマオンラインですが、個人的な意見としてそこまで悪くはない出来だと考えている。ファンタジー系の作品によくある世界観で、楽しめる人にはトコトンやり込める内容と言えなくもないですが、少しテクニックともいうべき要素が求められている。